軋む揺らぎ
気持ちが揺れると抱えきれない感情があふれだしてくる。 のみこまれそう。沈んだまま息が出来なくなっていく。 布団の中や、横になっているのに疲れてぼぉっと座りながら、
季節折々の草木が大好きだった隣りの家がなくなったあと新しく出来た家のおかげで狭くなってしまった空の中にある星を見上げながら、痛みと現実の重みと会話する。
もういやだよ 疲れたよ
強くなりたい、どうにかしたいと願いながら、生きていることしかできていない。 本当に無力だ… 11年前、無意識に立った屋上の淵に今は意識的に立てる自分を感じながら、
心にたまったものを自然の循環の中にゆだねてみる。
不思議なもので、ちょっと楽になる。
こぼすってすごいな。 自然の営み、それは本当に理不尽で過酷で美しくて尊い。 その一部なんだと思うと、そこまで辛くなくなる。
揺らいだ心の芯がピタッととまる瞬間。 奮い立つ瞬間。
治療の余波の大きさに翻弄されながら、その瞬間を待っている今です。
そのうちくる。心が軽くなって強くいられる時間がめぐってくる。
我慢することの大切さ。 抱えているものをいつか爆発させて前へ進むエネルギーにするために必要な時間。 言い聞かせている面もあるけど、火がついた自分はイメージできる。
辛くても 苦しくても 悔しくても 今は我慢。 自分よりつらい思いをしている人は沢山いる。 強く生きている人も沢山いる。
俺は弱いけど強さもある。 そう信じたい。
がんばれ